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グラースの動物医療

飼い主のみなさまに
納得していただく獣医療を提供するために
大切に考えていることがあります。
飼い主のみなさまに納得していただく獣医療を提供するために大切に考えていることがあります。
Column 9
 グラース動物病院が取り組む脳の病気
犬猫の脳の病気

犬猫の脳の病気は人と同様で、日常生活に大きな影響をきたすことがあります。また命に関わる場合も珍しくありません。

脳の病気は速やかに診断し、治療を始めることが非常に重要です。

今回は、犬猫に多い脳の病気と、グラース動物病院が取り組んでいる脳の病気の診療についてご紹介致します。
グラース動物病院の神経学的検査

グラース動物病院では、以下の特殊な神経学的検査を行うことができます。

□ 前足、後足の麻痺がないか?
□ 目が見えているか?
□ 反射がしっかり出るか?

これらの結果を踏まえた上で、必要に応じて血液検査、レントゲン検査、エコー検査などで病気の部位や正体を推測していきます。

さらに高度なMRI検査が必要な場合は、提携している近隣の画像センターや大学病院を紹介してまいります。

グラース動物病院に在籍する神経病を得意とする獣医師

グラース動物病院には当院の診療と並行して大学病院の神経科で研修をしている神経病を得意とする獣医師が複数人在籍しています。

適切な診断、治療はもちろん、当院で対応可能な外科手術もあります。

放射線治療など、より高度な治療が必要なケースでは、日本大学動物病院をはじめとする大学病院で適切な治療が受けられるようサポートしてまいります。

脳の病気に多い症状

(1)てんかん発作

脳の神経細胞の過剰な興奮により、全身の痙攣・過剰なよだれの分泌・異常行動などの症状が出ます。

若い年齢では「特発性てんかん」や「脳炎」などが原因、高齢では「脳腫瘍」「脳梗塞」などが原因で発症することが多いです。


「特発性てんかん」

脳の神経細胞の異常により、てんかん発作が起こります。
若齢の犬猫で起こることが多く、遺伝的な背景が原因として考えられています。

MRI検査、脳脊髄液(脳や脊髄の周りに循環している液体)検査で異常の有無を確認して診断します。てんかん発作の起こる頻度が多い場合は、抗てんかん発作薬で症状を抑えるようにします。






(各写真はイメージ画像です)

「脳炎」

適切な治療を開始しないと、症状が進行して命に関わる可能性があります。

犬では免疫が関与した炎症が多く、猫では感染が関与した炎症が多いとされています。

MRI検査、脳性髄液検査により原因を推測して、治療内容を決定する必要があります。


(2)麻痺

前足や後足の痺れにより、足を引きずるような症状が認められます。

脳や脊髄の病気で起こる可能性があり、脳の病気としては「脳炎」「脳腫瘍」「脳梗塞」などが原因となります。


(3)視覚喪失

目が見えなくなる症状です。

眼球自体が原因である場合と、脳に原因がある場合があります。
脳の病気で起こる場合は「先天性水頭症」「脳炎」「脳腫瘍」などが原因となります。


「先性水頭症」

脳脊髄液の循環不全などが原因で脳内の脳室が拡大し、脳自体が菲薄化する(貧弱になる)病気です。

学習機能低下、視覚喪失、左右のどちらかに首をかしげる姿勢をとったり(捻転斜頚)、眼球がけいれんしたように動いたり揺れたりする(眼振)などの症状をきたします。

症状次第では、脳室腹腔シャント設置術という外科手術や内服薬を用いた内科治療が必要となります。


犬猫の脳の病気は、その症状が突然訪れる場合があります。

愛犬愛猫が口から泡をふいたときなどは時間との闘いになります。そのため、当院では夜間救急外来にて対応しています。

グラース動物病院は専門的な対応が可能な獣医師が、よりやさしく、より確実な診療でみなさまの愛犬愛猫の健康をサポートいたします。

「2024年冬 猫の健康診断キャンペーンのお知らせ」
健康診断の各パックの詳細はこちらをご覧ください
Column 9
グラース動物病院が
取り組む脳の病気
犬猫の脳の病気

犬猫の脳の病気は人と同様で、日常生活に大きな影響をきたすことがあります。また、命に関わる場合も珍しくありません。

脳の病気は速やかに診断し、治療を始めることが非常に重要です。

今回は、犬猫に多い脳の病気と、グラース動物病院が取り組んでいる脳の病気の診療についてご紹介致します。

グラース動物病院の神経学的検査

グラース動物病院では、以下の特殊な神経学的検査を行うことができます。

□ 前足、後足の麻痺がないか?
□ 目が見えているか?
□ 反射がしっかり出るか?

これらの結果を踏まえた上で、必要に応じて血液検査、レントゲン検査、エコー検査などで病気の部位や正体を推測していきます。

さらに高度なMRI検査が必要な場合は、提携している近隣の画像センターや大学病院を紹介してまいります。
グラース動物病院に在籍する
神経病を得意とする獣医師

グラース動物病院には当院の診療と並行して大学病院の神経科で研修をしている神経病を得意とする獣医師が複数人在籍しています。

適切な診断、治療はもちろん、当院で対応可能な外科手術もあります。

放射線治療など、より高度な治療が必要なケースでは、日本大学動物病院をはじめとする大学病院で適切な治療が受けられるようサポートしてまいります。
脳の病気に多い症状

(1)てんかん発作

脳の神経細胞の過剰な興奮により、全身の痙攣・過剰なよだれの分泌・異常行動などの症状が出ます。

若い年齢では「特発性てんかん」や「脳炎」などが原因、高齢では「脳腫瘍」「脳梗塞」などが原因で発症することが多いです。

「特発性てんかん」

脳の神経細胞の異常により、てんかん発作が起こります。
若齢の犬猫で起こることが多く、遺伝的な背景が原因として考えられています。

MRI検査、脳脊髄液(脳や脊髄の周りに循環している液体)検査で異常の有無を確認して診断します。てんかん発作の起こる頻度が多い場合は、抗てんかん発作薬で症状を抑えるようにします。

「脳炎」

適切な治療を開始しないと、症状が進行して命に関わる可能性があります。

犬では免疫が関与した炎症が多く、猫では感染が関与した炎症が多いとされています。

MRI検査、脳性髄液検査により原因を推測して、治療内容を決定する必要があります。


(2)麻痺
前足や後足の痺れにより、足を引きずるような症状が認められます。

脳や脊髄の病気で起こる可能性があり、脳の病気としては「脳炎」「脳腫瘍」「脳梗塞」などが原因となります。


(3)視覚喪失
目が見えなくなる症状です。

眼球自体が原因である場合と、脳に原因がある場合があります。
脳の病気で起こる場合は「先天性水頭症」「脳炎」「脳腫瘍」などが原因となります。

「先性水頭症」

脳脊髄液の循環不全などが原因で脳内の脳室が拡大し、脳自体が菲薄化する(貧弱になる)病気です。

学習機能低下、視覚喪失、左右のどちらかに首をかしげる姿勢をとったり(捻転斜頚)、眼球がけいれんしたように動いたり揺れたりする(眼振)などの症状をきたします。

症状次第では、脳室腹腔シャント設置術という外科手術や内服薬を用いた内科治療が必要となります。
(各写真はイメージ画像です)
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犬猫の脳の病気は、その症状が突然訪れる場合があります。

愛犬愛猫が口から泡をふいたときなどは時間との闘いになります。そのため、当院では夜間救急外来にて対応しています。

グラース動物病院は専門的な対応が可能な獣医師が、よりやさしく、より確実な診療でみなさまの愛犬愛猫の健康をサポートいたします。
ー お知らせ ー
2024年冬
猫の健康診断キャンペーン
健康診断の各パックの詳細は
こちらをご覧ください。
飼い主のみなさまに
納得していただく
獣医療を提供するために
大切に考えていることがあります。